CCNAとは?
CCNAとは、コンピュータネットワーク機器の大手であるCisco社が実施している認定資格です。
この資格を取得するには、ネットワークに関する基礎知識が必要です。
CCNA特有の特徴として有効期間があり、3年となっています。
そのため、取得後も勉強を続け、3年以内に再度CCNAを受験するか、さらに難易度の高いCCNP等の資格を取得する必要があります。
それゆえ、CCNAを取得している人は、有効期間がない他の資格に比べ、日常的に勉強をしているという印象を与えることが出来るでしょう。

CCNAの難易度
CCNAの難易度は、Cisco社が実施している資格の中では入門的な位置づけの資格です。
Cisco社が実施している資格は簡単な順から
エントリー(CCT)
アソシエイト(CCNA)
プロフェッショナル(CCNP)
エキスパート(CCIE)
アーキテクト(CCAr)
の5つがあります。
ネットワーク系の資格では、5つある中の下から2番目になるので、基礎的な資格であるということが出来るでしょう。
そのため、CCNAは、ネットワークエンジニアに転出したい方や働き始めた方におすすめの資格であると言えます。
勉強方法
実務経験がない方のCCNAの勉強方法として、大まかに順番で進めて行きましょう。
1.インプット
2.アウトプット
それぞれの方法について具体的に解説していきます。
1.インプット
インプットのおすすめの教材として挙げられるのは、通常黒本と呼ばれている以下の本になります。
こちらに関して、まずは1度読んでおきましょう。
この本に書いてある内容が全然分からない方や基本的な事から勉強したい方は、次に紹介する本を1度読んでみましょう。
こちらに関しては、基本的なことが書いてある教材になります。
こちらに書いてあることだけだと、合格に必要な知識量としては足りないので、上記の黒本も読んでおくことをおすすめします。
2.アウトプット
アウトプットに関しては、次に記載する「Ping-t」というサイトがおすすめです。
全範囲の問題を解くには料金が発生してしまいますが、CCNAを取得することで将来的に年収が上がると仮定すれば払っておいても損ではないでしょう。
勉強時間
CCNAに合格するためには、160時間から200時間が必要だと言われています。
これは、1日に2時間ずつ勉強すると、3カ月前後で合格できる計算です。
もちろん、ネットワークに関しての知識がある方や日常業務でサーバーを使用している方は、勉強時間が少なくなるでしょう。
出題方式
CCNAの出題方式としては、CBT(Computer Based Testing)というパソコンを用いた方式を用いています。
選択問題はマウスで選択肢をチェックし、記述問題はキーボードで文字を入力して答える方式となっています。
日程に関しても、日本全国のどこかしらのテストセンターで毎日実施されているでしょう。
そのため、日程に関しての縛りは基本的にないため、自分の中で準備が出来てから受験をしましょう。
CCNAのメリットとデメリット
この章では、CCNAを受験するメリットとデメリットについて解説していきます。
メリット
CCNAは、ネットワークエンジニアとして基本的な知識や技術力を持っていることを証明することが出来ます。
ネットワークエンジニアに転職したい方やネットワークエンジニア働き始めたばかりでこれから年収を上げたい方にはとってはアピールポイントになるでしょう。
デメリット
ネットワークに関しての基礎的な資格になるので、CCNAの取得が高年収にはつながり憎いという点です。